よく使う関数一覧
この世の中にエクセルの関数は400個以上ありますし、バージョン違いなどで使える関数がどんどん増えています。
しかし、そのほとんどは滅多に使うものではありません。
必要になったら調べれば十分です。
例えば、超幾何分布の確立を求める関数なんてものもこの世の中にはありますが、私も一度も使ったことがないですし、そもそも超幾何分布がなにかもしりません。
しかし、範囲内の合計を求めるSUM関数などいくつかの関数は、さすがに覚えておいた方が仕事の効率がアップするのは間違いありません。
ここでは、覚えておいた方が良い程度のエクセルの関数をまとめています。
重要度について
:一般常識レベル
:まあまあ一般常識かな?レベル
:覚えていたら役に立つレベル
:ごくまれに使うレベル
:趣味で覚えるレベル
数学/三角関数
意味 | 関数 | 重要度 |
---|---|---|
範囲内の数値の合計を求める | =SUM(範囲) | |
さまざまな集計値を求める | =SUBTOTAL(範囲) | |
範囲内の数値の積を求める | =PRODUCT(範囲) | |
指定した桁数で四捨五入する | =ROUND(数値, 桁数) | |
指定した桁数で切り上げする | =ROUNDUP(数値, 桁数) | |
数値を除数で割った余りを求める | =MOD(数値, 除数) | |
数値の絶対数(マイナスの付かない数)を求める | =ABS(数値) | |
総数から抜き取り数を選ぶとき何通りあるか求める | =PERMUT(総数, 抜き取り数) | |
総数から抜き取り数を選ぶとき何通りあるか求める | =COMBIN(総数, 抜き取り数) | |
総数から重複を許可して抜き取り数を選ぶとき何通りあるか求める | =PERMUTATIONA(総数, 抜き取り数) | |
べき乗を求め | =POWER(数値,指数) | |
0 以上 1 以下の乱数作成 | =RAND() | |
最小以上最大以下の乱数作成 | =RANDBETWEEN(最小数,最大数) |
統計関数
意味 | 関数 | 重要度 |
---|---|---|
範囲内の数値や日付、時刻の個数を求める |
=COUNT(範囲) | |
範囲内のデータの個数を求める | =COUNTA(範囲) | |
範囲内の空白セルの個数を求める | =COUNTBLANK(範囲) | |
範囲内の条件に一致するデータの個数を求める | =COUNTIF(範囲,条件) | |
範囲内の複数の条件に一致するデータの個数を求める | =COUNTIFS(範囲1, 検索条件1, 範囲2, 検索条件2, …) | |
範囲内の平均値を求める | =AVERAGE(範囲) | |
範囲内の最大値を求める | =MAX(範囲) | |
範囲内の最小値を求める | =MIN(範囲) | |
範囲内の中央値を求める | =MEDIAN(範囲) | |
範囲内の最頻値を求める | =MODE(範囲) | |
範囲内の大きい方から数えた順位を求める | =LARGE(配列,順位) | |
範囲内の小さい方から数えた順位を求める | =SMALL(配列,順位) | |
参照内で数値が何番目に出てくるかを求める 降順:0または省略 昇順:0以外の数字 |
=RANK(数値,参照,[順序]) | |
上位?%に入るための平均を求める 上位80%に入る例) =PERCENTILE(配列,0.8) |
=PERCENTILE(配列,率) |
文字列操作関数
意味 | 関数 | 重要度 |
---|---|---|
左から切り出す | =LEFT(文字列,[文字数]) | |
右から切り出す | =RIGHT(文字列,[文字数]) | |
文字列の途中を抜き出す | =MID(文字列,開始位置,文字数) | |
文字列の文字数を求める | =LEN(文字列) | |
文字列のバイト数を求める | =LENB(文字列) | |
検索文字列が対象の何番目に出てくるか求める | =FIND(検索文字列, 対象, [開始位置]) | |
検索文字列から文字列を探して、置換文字列に置き換える 置換対象には数字を指定して、何回目まで置き換えるか指定できる |
=SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象]) | |
余計な空白文字を削除する ※前後の空白文字、途中にある途中にある空白文字は1残して削除 |
=TRIM(文字列) | |
★を5回表示 =REPT(“★”,5) |
=REPT(文字列,回数) | |
値が文字列の場合値を返す | =T(値) |
日付/時刻関数
意味 | 関数 | 重要度 |
---|---|---|
現在の日付 | =TODAY() | |
現在の日付と時間 | =NOW() | |
日付から『年』を取り出す | =YEAR(シリアル値) | |
日付から『月』を取り出す | =MONTH(シリアル値) | |
日付から『日』を取り出す | =DAY(シリアル値) | |
時刻から『時』を取り出す | =HOUR(シリアル値) | |
時刻から『分』を取り出す | =MINUTE(シリアル値) | |
時刻から『秒』を取り出す | =SECOND(シリアル値) | |
日付から曜日を取り出す | =WEEKDAY(シリアル値,[種類]) | |
日付を和暦に変換する | =DATESTRING(シリアル値) | |
開始日から土日(祝日)を除いた経過日数を求め | =WORKDAY(開始日,日数,[祝日]) | |
開始日から終了日までの差を求める 単位は “Y”、”M”、”D”など |
=DATEDIF(開始日,終了日,”単位”) |
論理関数
意味 | 関数 | 重要度 |
---|---|---|
条件によって利用する式を変える | =IF(論理式, 真の場合, [偽の場合]) | |
論理式が全てTRUEだとTRUEが返る | =AND(論理式1, [論理式2], ., [論理式255]) | |
論理式のいづれかTRUEだとTRUEが返る | =OR(論理式1, [論理式2], ., [論理式255]) | |
エラーの場合に返す値を指定 | =IFERROR(値, エラーの場合の値) |
検索/行列関数
意味 | 関数 | 重要度 |
---|---|---|
範囲を下に向かって検索する [検索方法] 1(TRUE) :内輪で一番近い 0(FALSE):完全一致 |
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索方法]) | |
範囲を右に向かって検索する [検索方法] 1(TRUE) :内輪で一番近い 0(FALSE):完全一致 |
=HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, [検索方法]) | |
1 つの行または列から、他の行または列の同じ場所にある値を見つける | =LOOKUP(検索値, 検査範囲, [対応範囲]) | |
セルの行番号を求める | =ROW() | |
セルの列番号を求める | =COLUMN() | |
行数を求める | =ROWS(配列) | |
列数を求める | =COLUMNS(配列) |
Web関数
意味 | 関数 | 重要度 |
---|---|---|
文字列をURLエンコードする | =ENCODEURL(文字列) | |
Webサービスを利用してデータをダウンロードする XMLまたはJSON形式のみ |
=WEBSERVICE(文字列) |
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