【VB.NET】メッセージボックスの使い方 MsgBox と MessageBox.Show の違い
VB.NET でメッセージを表示しようとして、調べるとMsgBox と MessageBox.Show の両方が出てきます。
どちらも同じように使えますが、これから勉強する人は、「MessageBox.Show」を使いましょうというお話です。
理由は、「MsgBox 」は昔の書き方だから。
MsgBox と MessageBox.Show の違い
MsgBox と MessageBox.Show の違いですが、名前空間が違います。
MsgBoxは、「Microsoft.VisualBasic」名前空間の関数名
MessageBox.Showは、「System.Windows.Forms」名前空間の関数名です。
それとMsgBoxの方が、出来る事が少ないです。
そして、MsgBoxは実は、MessageBoxを呼出しています。
よくわからなかったら MessageBoxクラスのShow関数 を使うとだけ覚えておいてください。
MessageBox.Show 使い方
ご存知かと思いますが、MessageBox がクラス名で、Show がメソッド名です。
show メソッドは、オーバーロードされていて色々な引数を受け取る事が可能です。
とはいえ覚えるのは、5つくらいしかありません。
- 第1引数…メッセージボックスに表示するテキスト
- 第2引数…メッセージボックスのタイトルバーに表示するテキスト
- 第3引数…メッセージボックスに表示されるボタンを指定する
- 第4引数…メッセージボックスに表示されるアイコンを指定する
- 第5引数…メッセージボックスのボタンのフォーカス指定
絶対に必要なのは、第1引数だけで、第2~第5引数は必要であれば指定します。
ちなみにメッセージボックスに表示するテキストは改行が可能ですがタイトルバーの部分は改行できません。
MessageBox.Show("メッセージボックスに" & vbCrLf & "表示するテキスト", "メッセージボックスのタイトルバーに" & vbCrLf & "表示するテキスト", MessageBoxButtons.YesNo, MessageBoxIcon.Asterisk, MessageBoxDefaultButton.Button2 )
第3~第5引数は列挙型で指定してあげます。
第3引数…メッセージボックスに表示されるボタンを指定する
MessageBoxButtons.AbortRetryIgnore | [中止]、[再試行]、[無視] ※閉じるボタン使用不可 |
MessageBoxButtons.OK | [OK] |
MessageBoxButtons.OKCancel | [OK]、[キャンセル] |
MessageBoxButtons.RetryCance | [再試行]、[キャンセル] |
MessageBoxButtons.YesNo | [はい]、[いいえ] ※閉じるボタン使用不可 |
MessageBoxButtons.YesNoCancel | [はい]、[いいえ]、[キャンセル] |
第4引数…メッセージボックスに表示されるアイコンを指定する
MessageBoxIcon.None | 表示しない |
MessageBoxIcon.Asterisk | |
MessageBoxIcon.Error | |
MessageBoxIcon.Exclamation | |
MessageBoxIcon.Hand | MessageBoxIcon.Errorと同じ |
MessageBoxIcon.Information | MessageBoxIcon.Asterisk |
MessageBoxIcon.Question | ※現在推奨されていません。 |
MessageBoxIcon.Stop | MessageBoxIcon.Errorと同じ |
MessageBoxIcon.Warning | MessageBoxIcon.Exclamation |
第5引数…メッセージボックスのボタンのフォーカス指定
MessageBoxDefaultButton.Button1 | 第1ボタン |
MessageBoxDefaultButton.Button2 | 第2ボタン |
MessageBoxDefaultButton.Button3 | 第3ボタン |
コメント